2010年02月06日

鳥取不審死、睡眠薬効き?車停止…カーナビ解析(読売新聞)

 鳥取県で相次いだ男性の不審死で、昨年10月6日に死亡した鳥取市の電気工事業円山秀樹さん(当時57歳)の車が当日、上田(うえた)美由紀容疑者(36)(強盗殺人容疑で逮捕)のアパート付近から遺体発見現場の川まで大きく迂回(うかい)する途中、信号のない県道で停止していたことが、県警のカーナビ記録の解析でわかった。

 県警は上田容疑者が飲ませたとされる睡眠導入剤が効き始めた地点を示すものと判断。走行ルートは上田容疑者が薬の効く時間を計算して指示したとみて、飲まされた場所や時間の特定を進めている。

 捜査関係者らによると、円山さんは同日午前8時頃、車で外出。カーナビの記録では、アパート付近に行き、鳥取砂丘近くの県道を経由して、遺体が発見された摩尼(まに)川沿いで止まっていた。

 車はアパート付近から川まで約15キロを走行していたが、約8キロ走ったあたりの海岸沿いの県道で急に速度が落ちて停止。その後は止まらずに走っていた。

 上田容疑者と同居の元自動車販売会社員の男(46)(詐欺罪などで起訴)の供述では、男は当日、上田容疑者に電話で呼び出され、待ち合わせ場所に到着すると、ぐったりして眠そうにしている円山さんがいたという。上田容疑者は「円山さんを涼ませたい」と言って、男が乗ってきた車を運転して先導。円山さんが乗った車は、男が代わって運転し、摩尼川へ向かったとしている。

 円山さんの遺体から成分が検出された複数の睡眠導入剤は、いずれも即効性が高く、飲んでから約15〜20分で効き始めるという。県警はこうした状況から、走行中に意識がもうろうとし始めた円山さんが車を止めたと判断。その後、上田容疑者が男を呼び出し、運転を代わらせたとみている。

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荒瀬ダム 12年度から撤去工事 熊本・蒲島知事正式表明(毎日新聞)

 熊本県の蒲島郁夫知事は3日、設置から50年以上が過ぎた発電専用の県営荒瀬ダム(同県八代市)の存続方針を撤回し、12年度から撤去工事を始めることを正式に表明した。鳩山政権下で「脱ダム」の動きが加速される中で、本格的な既存ダムの撤去は、実現すれば全国初となる。

 荒瀬ダムについて県は02年12月にいったん撤去を決めたが、08年に就任した蒲島知事は方針を凍結。撤去費用(約92億円)は存続費用(約87億円)を上回るとの試算結果を基に存続を決めていた。しかし、ダムのある球磨川の清流復活を望む地元住民らの運動が続く中、3月末で失効する水利権の更新手続きで必要な地元関係者の同意が得られない見通しが強まり、存続方針を断念した。

 国内では過去に高さ1.5メートル未満の小規模ダムの撤去例はあるが、荒瀬ダムは高さ25メートルで貯水量は格段に大きい。こうした本格的なダムの撤去は全国初となる。【笠井光俊、結城かほる】

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